貴志祐介おすすめ作品ランキングTOP7

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貴志祐介おすすめ作品ランキングTOP7

作品として、本格ミステリーもあれば、ホラーやゲームのような世界観の作品もあり、どの作品も完成度が高いため非常に面白いと思う。映像化されていたり、アニメ化されている作品も多く、小説を読んだことがなくても、どこかで貴志祐介原作の作品を目にしたこどがある人も多いのではないかと思う。貴志祐介さんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。

 

 

第7位.貴志祐介「十三番目の人格 ISOLA」

貴志祐介「十三番目の人格 ISOLA」がおすすめの理由

パッと見ではタイトルにあるISOLAという単語の意味が分からないが、小説を読み進めていくとだんだん謎が解けていき、ああなるほどと思えるように出来ている。また、十三番目の人格という部分は読まなくても分かるが、多重人格の人物が話の中心に絡んでくるというもの。1つ謎が解けて、こういうことだったのかと納得しても、さらに謎が出てきてそれを解いていき、スッキリしたと思ったら、終わり方がちょっとという感じ。本作品は1999年に漫画化、2000年に映画化もされていて、映画の主演は木村佳乃さん。貴志祐介さん本人もカメオ出演されています。古典ですが、雨月物語も読んだ上で本作品を読むと良いと思います。貴志祐介さんの作品は本作品のようにSFチックというか、現実にはありえないんだけど、あったら面白いネタが使われているものが多いです。この小説がデビュー作ですが、ホラー作品としてはとても完成度が高く面白いと思います。

 

 

第6位.貴志祐介「青の炎」

貴志祐介「青の炎」がおすすめの理由

ストーリー的にはそれほど捻ったところは無いが、人の心の中がよく描かれており、貴志祐介の作品の中では少し異質な感じがする。主人公の気持ちや置かれていた状況を考えると、何としても逃げ切って欲しいし応援したくなる。お願いバレないで、逃げ切らせてあげて、この家族を助けてあげてととにかく神頼みをしたくなるような作品。とにかく、警察が悪者に見えて仕方ない。なんで弱者ばかりを虐めようとするんだ、人が本当に困っている時には助けてくれないくせにと罵りたくなる。もういいから主人公を見逃してやれよ、いやマジでめっちゃ家族思いで頭も良くて良い奴なんですよとその場にいたら弁解してあげたい。それくらい感情移入してしまう作品です。漫画化や映画化もされており、映画は嵐の二宮和也さん主演、松浦亜弥さんも出演されています。そして監督は巨匠蜷川幸雄さん。

 

 

第5位.貴志祐介「天使の囀り」

貴志祐介「天使の囀り」がおすすめの理由

この作品はとにかく気持ちが悪いの一言。内容としては非常に面白いが、映像では絶対に見たくない作品ナンバーワン。ただし安心してください、貴志祐介さんの作品の多くは映像化されていますが、本作品は映像化されていません。気持ち悪すぎるのが原因なのかどうかは分かりませんが。ジャンルとしてはホラーのようですが、怖さはそこまででもありません。とにかく気持ち悪い表現が多いのと上手い。死を恐れる気持ちは誰にでもあると思いますが、逆に死を少しも恐れなくなるとそれはそれでヤバいというのがよく描かれています。そして、その原因を人為的に作り出せるとしたらどうなってしまうのか、想像するだけでも怖い。登場人物の多くは死んでしまいますが、死に方が可哀想なくらい気持ち悪い。この人がこんな死に方するのかと後半かなりショックを受けました。出来ることなら、この作品だけは映像化しないままでいて欲しいです。

 

 

第4位.貴志祐介「鍵のかかった部屋」

貴志祐介「鍵のかかった部屋」がおすすめの理由

防犯探偵・榎本シリーズの作品です。嵐の大野智さんが主演でテレビドラマ化もされていたので、ご存知の方も多いかと思います。主人公は表向きは防犯グッズ店を経営する防犯コンサルタントですが、実は泥棒。ただし、人前では決して自分が泥棒だとは認めず、密室破りのプロであることから、密室殺人のトリックを考える探偵役として事件を解決に導いていきます。また、毎回事件に絡んでしまう美人弁護士の青砥純子は、かなりの天然であり榎本の良き相棒でもあります。ドラマでは戸田恵梨香さんが演じました。この青砥さんがボケ役となっており、小説のシリーズの中では完全な笑い担当となっています。このシリーズは全4作品出ており、どれも読みやすく面白いので、是非全てに目を通してみて頂きたいです。謎解きも普通の謎解きでなく、泥棒目線の謎解きなので、ミステリー小説としても少し変わった作品となっています。

 

 

第3位.貴志祐介「黒い家」

貴志祐介「黒い家」がおすすめの理由

完全なホラー小説であり、個人的には読んだことのあるホラー小説の中では最高の怖さでした。他のホラー小説では、幽霊や心霊現象や超常現象などの目に見えないものによって怖さが演出されますが、本作品では人間だけで怖さを演出しています。ただ、それだけにこんな人間がもしいたらヤバいだろうと想像出来てしまうので、本当に怖いです。そんな考え方が出来てしまうんだという怖さ、ネジが外れた人ってこんなに簡単に人を殺せるんだという怖さ、もしもこんな人が近くにいたらという怖さがあり、とにかく怖いです。こんなサイコパスでなくとも、変な人には近づかないのが吉だなと改めて思いました。日本ホラー小説大賞も受賞しており、映画化もされています。大竹しのぶさんがめちゃくちゃ怖いです。さすが名女優。ただし、映画は意味のわからない変な演出も入っているので、個人的には小説をオススメします。

 

 

第2位.貴志祐介「悪の教典」

貴志祐介「悪の教典」がおすすめの理由

最初の方は生徒から非常に人気のある高校教師が主人公で、普段の生活やちょっとした問題事が発生してそれに対応していくという、ごく普通の内容が描かれている。しかし、ある問題への対応を検討している主人公の頭の中での選択肢に明らかにおかしいものが混じってくる。最初は見間違えか、単にありえないことを選択肢として挙げただけなのかなと思ったが、実は主人公がヤバいやつだったということが少しずつ明らかになっていき、物語の中盤以降はめちゃくちゃやってくれる。黒い家と同じくサイコな考え方だが、黒い家の方は保険金を得るためなど殺す理由も一応あったが、こちらの主人公は邪魔なら殺す、面倒なら殺す、とにかく簡単に殺しまくるという所がある。しかも、殺すためのトレーニングをしていたり、効率の良い殺し方を試していたりと、息を吐くように殺すことができるのが特徴。正にサイコキラーというところで、ホラーというより清々しいくらい。

 

 

第1位.貴志祐介「新世界より」

貴志祐介「新世界より」がおすすめの理由

呪力という力を身につけた人々の世界を描いた作品。念じることで様々な効果を発揮でき、本来ならば今の世界よりも豊かな暮らしをしていてもおかしく無さそうだが、描かれている世界では人口は少ないし文明もあまり発達しておらず、危険な地域も多いため、人は限られた地域でのみ生活している。この世界に行き着くまでの歴史や世界観までよく考えられており、貴志祐介さんの作品としても最大のボリュームを誇る力作であると言える。呪力という超能力の仕組み、バケネズミや風船犬、ミノシロモドキなど架空の生物や概念、機械などが登場し、この世界独自の常識や考え方も緻密に描かれている。悪鬼や業魔がとても恐ろしい存在で人々はとにかく恐れていたり、呪力が目覚めないと存在自体が無かったことにされてしまったり、呪力は人に向けては使えないなど設定を物凄く細かく考えているため、非常に面白い。アニメ化された作品も人気が高かったので知名度も高い作品かと思います。

 

 

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