種村有菜おすすめの漫画ランキング
種村先生の作品は、とにかく絵が綺麗です!
作品に出てくるキャラクターは美男美女揃い、作品にでてくる服やインテリアは売っていたら買いたいくらい素敵なものばかりです。
ストーリーも、少女まんがで連載している作品とは思えないほど波乱万丈なストーリーで、昼ドラを見ているような感覚になり、どんどん種村ワールドににのめり込んでいきます。種村有菜さんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。
第5位.種村有菜「桜姫華伝」
種村有菜「桜姫華伝」がおすすめの理由
かぐや姫の血をひく少女の桜が、かぐや姫の能力を使って妖と戦う作品で、少しだけ種村先生の作品の神風怪盗ジャンヌに設定が似ていると感じた作品です。主人公は有名人の血筋、戦うときは変身する、妖がお供など共通点が多いです。ただ、種村先生の作品は現代が舞台のものが多い中、この作品は初めての歴史ものでとても新鮮です。平安時代が舞台ということもあり、登場人物の服装は当然着物。種村先生が描く作品はどれも絵がとても綺麗なのですが、着物姿のキャラクターも当然美男美女揃いです。主人公の桜は、人の手には負えない力を持つため、貴族であるのに少ない侍従とともに田舎で孤立した生活を送らされています。それでも桜は許婚の青葉を思い、寂しさを堪え強く生きていくのですが、実はその許婚からも強く憎まれていることを後に知ります。自分の命が狙われる理由も自分が人ではない妖であることも受け入れて戦う、桜の強い姿は美しいです。桜姫華伝は他の作品よりも、主人公以外のサイドストリー的な内容が多いと思います。悪役のキャラクターも、なぜそんな風に変わってしまったのかが詳しく描かれており、最後は会心する人がほとんどで、実は悪役はいなかったんじゃないか?と思ってしまうほどのハッピーエンドを迎える作品です。
第4位.種村有菜「満月を探して」
種村有菜「満月を探して」がおすすめの理由
歌を歌うことが大好きな12歳の主人公の神山満月は、喉の病気が原因で余命僅かと死神に教えられてしまいます。それを知った満月は死神の力を借りて、16歳に成長した姿で歌手になり夢を叶えようとするストーリーなのですが、満月の周りの人々がなかなか濃いメンバーばかりで、私は主人公よりも他のキャラクターの方が好きになってしまいました。とくに死神のタクトくんは小児科担当の死神ということもあり、お腹がぽっこり出た猫に変身できて、その姿は可愛すぎます。他にも犬に変身できるいずみくんやうさぎに変身できるめろこちゃんなど、お気に入りキャラが見つけられると思います。死神の正体は実は自殺した人で、その罪を償うために死神となって死と向き合い続けるなど、少女漫画としては重い内容もありますが、主人公の満月と触れ合う中で、関わる人々の中で止まっていた時間が動き出す、そんな心の変化を感じることができます。なんの関りもないと思っていた登場人物たちが実は過去にあちこちで繋がっていることが、ストーリーが進むにつれ判明していくので、作品を全部読み終わったら、人間相関図を作りたくなる作品です。
第3位.種村有菜「猫と私の金曜日」
種村有菜「猫と私の金曜日」がおすすめの理由
種村先生がりぼん以外で初めて連載した作品になります。女子高校生の立花愛と小学生の本条猫太のいとこ同士という境遇をもつ二人の恋愛を描いたストーリーなのですが、年上の愛ちゃんを一途に恋する猫太くんの言動・行動にキュンキュンします。小学生らしい行動を取る一方で、大人びた表情も見せる猫太くんですが、恋敵が現れると、自分より年上であろうとイケメンであろうと猫のごとく威嚇する猫太くん。自分が愛ちゃんと同い年だったら絶対に愛ちゃんを振り向かせることができるのにと、落ち込む姿の猫太くんを見ると、愛ちゃんとの年齢差を気にしているのは愛ちゃんよりも猫太くんなんだなと読んでいるとちょっと切なくなります。はじめは年下のいとこということで、恋愛対象外として見ていた愛ちゃんですが、猫太くんのまっすぐなアプローチに段々と気持ちが変化していき、それでも相手は小学生、しかもいとこということで気持ちが激しく揺れ動きます。早く自分の気持ちに素直になりなよ!とアドバイスしたくなってしまう作品で、確実に感情移入してしまうこと間違いなしです!
第2位.種村有菜「紳士同盟✝」
種村有菜「紳士同盟✝」がおすすめの理由
絶対的権力を持つ生徒会長、昼ドラのようなドロドロの家族関係、ボーイズラブ、生徒と先生の禁断の恋など、種村先生の作品の中でも群を抜いて濃い内容の作品です。
主人公の乙宮灰音が通うお金持ち学園が舞台の作品ですが、主人公なのにこんな境遇でいいのか!と思ってしまうほど可哀そうな境遇です。父親には嫌われ家のために養子に出されたり、家にいずらくてヤンキーになった過去を持っていたりと主人公の過去が暗すぎます。そんな主人公の心の支えは好きな絵本の作者でもある東宮閑雅。ヤンキー時代に荒んだ心を癒してくれた閑雅に恋心を抱く灰音ですが、学園で再会した生徒会長となった閑雅は別人のように冷たい人間になっていました。閑雅が変わってしまった理由、自分が養子に出された本当の理由などがストーリー後半に怒涛のように押し寄せます。少女漫画にこんな濃い内容いいのか!と思ってしまう内容が盛りだくさんな作品ですが、最後は綺麗にまとまります。種村先生が書きたいと思った要素が全て盛り込まれたため、このような内容になったのだと思いますが、種村先生の作品らしく、登場人物一人ひとりのキャラが際立っていて、登場人物全員好きになってしまう不思議な感覚にはまる作品です。
第1位.種村有菜「神風怪盗ジャンヌ」
種村有菜「神風怪盗ジャンヌ」がおすすめの理由
アニメ化もされ、種村先生の作品の中でも名作中の名作です!私が初めて読んだ種村先生の作品なのですが、画とストーリーにすぐにはまりました。私は連載途中から読み始めたのですが、すぐに作品に魅了されてコミック本を購入しました。主人公の女子高校生、日下部まろんが悪魔に憑りつかれた人々を救うため、悪魔が憑りつく絵画を封印する怪盗ジャンヌに変身して戦うストーリーです。文武両道で、いつも素敵に無敵な主人公まろんですが、ストーリーが進むにつれて見えてくる、本当は寂しがり屋でただ強がっているだけの本当は弱虫というギャップに萌えます。まろんの両親は大恋愛の末に結婚したのに、今はすれ違いお互い別々に海外で生活しており、まろんはひとりで暮らしています。毎日両親から連絡が来ないかと、ポストをチェックしたり、電話が鳴るのを待つまろん。そんな両親を見ていたせいで、愛がわからないと言い、アプローチしてくる男の子にもどう接していいかわからないと言うまろん。でも、困っている人を助けたいと強く思い、自分の弱さを隠して悪魔と戦うまろん。もう全部好きです。天使に悪魔に神様と、ファンタジーな要素も多く含まれていますが、読み応え抜群です。20年前の作品ですが、今でも何度でも読み返してしまう魅力がありますので、まだ読んだことのない方にはぜひ読んでほしい作品です。
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